おきがるみがる

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思わずスナップを撮りに行きたくなる高級コンデジランキング【2017年夏】

2017年夏の高級コンデジランキングを作りました。

本当は夏のボーナス前に作りたかったのですが間に合いませんでしたね。でもまぁこれから夏本番ってことでアウトドア三昧でしょう。思い出を写真に残しませんか?

一瞬のシャッターチャンスをパチリと切り取るスナップ写真はとても楽しいです。街撮りから旅行までこの夏を撮りまくりましょう。

1型からAPS-Cまで最近流行りの大型センサー部門と、広角から超望遠まで撮れる高倍率ズーム部門の2種類用意しました。

これからコンデジを買うという人のお役に立てれば幸いです。

選定基準

『おきがるみがる』のコンセプトとしては、スナップに使うカメラは軽量&コンパクトでなければなりません。

重たくてかさばるカメラは外にカメラを持ち出す気力を無くさせるのでNGです。特に一眼レフ並みにレンズが出っ張っているコンデジはコンデジとして認めていません。

軽量&コンパクト、それでいて高画質・高機能なカメラを独断と偏見でランキングに選びました。

各カメラのスペックと、実際に見て触ってみた感想を率直に書いております。少々辛口ですが参考にしてみてください。

大型センサー部門ベスト5

第1位:SONY DSC-RX100M5

www.sony.jp

項目 スペック
センサー 1.0型
画素数 2,010万画素
焦点距離(35mm換算) 24-70mm
開放F値 F1.8-2.8
最短撮影距離 5-30cm
シャッター速度 バルブ、30-1/32000秒
ISO値 ISO125-12800
手ブレ補正 光学式
サイズ(幅x高x奥) 101.6x58.1x41.0mm
質量 299g
モニター角度 上に180度、下に45度
EVF 0.39型 視野率100%
Amazon価格 106,000円

よくぞこの小ささにこのスペックを詰め込んだ!

大型センサーを搭載した高級コンデジで最も人気なのはソニーのRX100シリーズでしょう。

その最新機DMC-RX100M5はかなりの出来ですね。位相差検出方式で高速のAF速度を実現していますし、ポップアップ式のEVFはかなり視認性が高いです。

これほどのスペックをこのコンパクトさにまとめあげているのはとにかくすごい! 手のひらサイズでポケットにたやすく入ります。

唯一の欠点は値段が高すぎ

苦言を呈せばそのお値段をどうにかしてほしいですね。さすがにコンデジに10万円はちょっとねぇ……。

予算さえ許せば最強のコンデジだと思います。おそらくこれ以上の進化はないんじゃないかな? それぐらいのハイスペックです。

第2位:Panasonic LUMIX DMC-LX9

panasonic.jp

項目 スペック
センサー 1.0型
画素数 2,010万画素
焦点距離(35mm換算) 24-72mm
開放F値 F1.4-2.8
最短撮影距離 3-30cm
シャッター速度 120秒、60-1/16000秒
ISO値 ISO80-25600
手ブレ補正 光学式
サイズ(幅x高x奥) 105.5x60.0x42.0mm
質量 310g
モニター角度 上に180度
EVF なし
Amazon価格 73,494円

ワイ端開放F値1.4の唯一のコンデジ

パナソニックのLUMIXシリーズの最新機DMC-LX9です。LX7の後継機ですね。

このカメラの最大の特徴はワイ端の開放F値がF1.4というところ。他機種がF1.8なだけに飛び抜けて明るいです!

ワイ端のマクロも3cmとかなり近寄れるので、24mmを主力にブツ撮りを楽しみたい人は圧倒的な有力機種になるでしょう。

デザインもかっこいいのでメイン機として所有しても満足度が高そうです。

絞りが魅力のはずなのに絞りに欠点が……

ただ、F値を開放に設定しているとステップズームで28mmにした瞬間F2.5になります。ワイド端でしか明るいレンズの恩恵を受けられないのは大きなマイナス。

さらにイマイチな点を申し上げると絞りリングです。絞りは独立したダイヤルで操作できるのですが、ズームすると開放F値が変化するので、絞りリングと実際の絞りの不一致が生じます。

絞りリングではなくて自由にモードを割り当てられるクリック感のあるダイヤルリングの方が良かったです。あとEVFも欲しいですね。

第3位:Canon PowerShot G9 X Mark II

cweb.canon.jp

項目 スペック
センサー 1.0型
画素数 2,010万画素
焦点距離(35mm換算) 28-84mm
開放F値 F2.0-4.9
最短撮影距離 5-50cm
シャッター速度 バルブ、30-1/2000秒
ISO値 ISO125-12800
手ブレ補正 光学式
サイズ(幅x高x奥) 98.0x57.9x31.3mm
質量 206g
モニター角度 固定
EVF なし
Amazon価格 51,449円

ズボンのポケットに入れて手ぶらで撮影できるコンデジ

1型センサーコンデジで最小最軽量を誇る、キヤノンのPowerShot G9 X Mark II

高級コンデジは手のひらサイズでもポケットに入れるにはギリギリなのが多いのですが、このコンデジはポケットにスッと入りますね。

タッチパネルで操作するという割り切りで物理ボタンを減らしたのが英断です。タッチパネルは操作しにくいのですが、事前に設定しておいて撮影時はシャッターを押すだけにしておけばいいでしょう。

僕なら撮影モードをプログラムオートにして、レンズにあるリングに露出補正を割り当てるという設定にしますかね。このリングはカチカチっとクリック感があって操作性抜群です。

レンズのスペックも使いやすいズーム域ですし、ワイ端の開放F値が2.0となかなか良いですね。お値段も安いですしコスパと身軽さを求めるならこのコンデジで決まりです。

メイン機にするには頼りない?

ただ、個人的にはこのコンデジをメイン機にしたいとは思いませんね。これですべての撮影をこなせるかと言われると少し頼りないです。

それに加えて高級感がそんなに無いので所有欲もあまり満たせませんね。

サブ機としてはかなり優秀なコンデジだと思いますよ。

第4位:RICOH GRII

www.ricoh-imaging.co.jp

項目 スペック
センサー APS-C
画素数 1,620万画素
焦点距離(35mm換算) 28mm
開放F値 F2.8
最短撮影距離 10cm
シャッター速度 バルブ、300-1/4000秒
ISO値 ISO100-25600
サイズ(幅x高x奥) 117.0x62.8x34.7mm
質量 251g
モニター角度 固定
EVF なし
Amazon価格 65,150円

最強のスナップシューター

最強のスナップシューターことリコーのGRII。APS-Cセンサーに28mm F2.8の単焦点レンズを搭載したコンデジです。

センサーサイズの分だけボディが大きく見えますが、かなり軽量で手に馴染むデザインです。

起動が凄まじく高速で、スナップに適した撮影スタイルも可能、エフェクトでフィルムカメラっぽく撮るのもありです。見た目もコンパクトフィルムカメラGRとほぼ同じですからね。

設計が古い。最新機種を待とう

写真を撮るということに集中するならこのカメラが1番なのですが、モデル末期もいいところなので今買うのはおすすめしません。

スペックも2013年発売のGRとほとんど変わりませんから、他社が最新機種をどんどん出してきていることを考えるとだいぶ設計が古いですね。

今年いっぱい待てばGRIIIが発売されるかもしれませんので、とりあえず待つべしですね。その時にはもう少しレンズが明るくなってほしいのと、手ブレ補正が欲しいです。

第5位:Canon PowerShot G7 X Mark II

cweb.canon.jp

項目 スペック
センサー 1.0型
画素数 2,010万画素
焦点距離(35mm換算) 24-100mm
開放F値 F1.8-2.8
最短撮影距離 5-50cm
シャッター速度 バルブ、30-1/2000秒
ISO値 ISO125-12800
手ブレ補正 光学式
サイズ(幅x高x奥) 105.5x60.9x42.2mm
質量 319g
モニター角度 上に180度、下に45度
EVF なし
Amazon価格 66,000円

使いやすいズーム域とコントローラリング

RX100M5のライバル機はこのキヤノンのPowerShot G7 X Mark IIでしょう。

スペック的には似ていますがEVFが無いかわりに100mmまでズームできます。やっぱりズーム域が大きいのは便利ですし、万能に撮れますね。

露出補正ダイヤルが独立しているのも高評価ですし、コントローラーリングの操作感をカチカチとヌルヌルの切り替えがスイッチ1つでできるのも良いですね。

絞りやシャッター速度などの調節に使うならばカチカチの方がやりやすいですし、MFの操作ならヌルヌルの方がやりやすいです。

サイズがでかい。これに尽きる

ただどうしても気になるのが図体のでかさ。RX100M5と比較するとどうしてもひと回り大きく見えますね。

ポケットに入る大きさではないのは明らかです。かなりのマイナスポイントですね。もう少し小さく設計してくれたらな〜。

惜しかったで賞:FUJIFILM X100F

fujifilm.jp

項目 スペック
センサー APS-C
画素数 2,430万画素
焦点距離(35mm換算) 35mm
開放F値 F2.0
最短撮影距離 10cm
シャッター速度 バルブ、30-1/32000秒
ISO値 ISO100-51200
手ブレ補正 なし
サイズ(幅x高x奥) 126.5mmx74.8mmx52.4mm
質量 469g
モニター角度 固定
EVF 0.48型、視野率100%、OVF付き(視野率92%)
Amazon価格 140,454円

OVFが最高に魅力的。所有欲を100%満たしてくれるコンデジ

富士フイルムのX100F。これほどカメラ好きをうならせるコンデジは無いでしょう。

APS-Cセンサーに35mm単焦点レンズ。この焦点距離は絶妙に使いやすいでしょう。

見た目がとてもクラシカルで、ほとんどのダイヤルがアナログな操作感です。

そして特筆すべきはファインダー。EVFだけでなくOVFにも切り替えることができます。しかも撮影範囲の目安も表示されて撮影がしやすいです。

これほど所有欲を満たしてくれるコンデジはないでしょう。これを持ってるだけで3割増しぐらいでモテそうですw

サイズ・重量・価格がコンデジの規格外

でもボディがでかすぎますね。それでいて重い。そこがとても残念。

そして値段が高すぎです! このサイズ感と値段を考えるとデジタル一眼レフやミラーレス機を買った方がいいのではないかと考えてしまいます。

逆に言えばデジイチやミラーレス機と良い勝負の逸品とも言えます。特にクラシカルなデザインのカメラが好きな人におすすめですね。

FUJIFILM デジタルカメラ X100F シルバー X100F-S

FUJIFILM デジタルカメラ X100F シルバー X100F-S

高倍率ズーム部門ベスト3

第1位:SONY DSC-HX90V

www.sony.jp

項目 スペック
センサー ½.3型
画素数 1,820万画素
焦点距離(35mm換算) 25-750mm
開放F値 F3.5-6.4
最短撮影距離 5-250cm
シャッター速度 30-1/2000秒
ISO値 ISO80-12800
手ブレ補正 光学式
サイズ(幅x高x奥) 102.0x58.1x35.5mm
質量 245g
モニター角度 上に180度
EVF 0.2型 視野率100%
Amazon価格 48,800円

ズームが驚異のスピード!

RX100シリーズとデザインがなんとなく似ているソニーのDSC-HX90Vです。

ただ似ているだけでなくポップアップ式のEVFを搭載し、軽量コンパクトさはRX100シリーズ譲りなスペックです。

実際に触ってみて驚いたのがズームのスピードがとても速い! 25-750mm相当の高倍率ですがギュイーンと伸びてくれます。

RX100シリーズといい、今のコンデジ市場はソニーが強いなぁと感じさせるコンデジでした。

第2位:Panasonic LUMIX DC-TZ90

panasonic.jp

項目 スペック
センサー ½.3型
画素数 2,030万画素
焦点距離(35mm換算) 24-720mm
開放F値 F3.3-6.4
最短撮影距離 3-200cm
シャッター速度 30-1/16000秒
ISO値 ISO80-12800
手ブレ補正 光学式
サイズ(幅x高x奥) 112.0x67.3x41.2mm
質量 322g
モニター角度 上に180度
EVF 視野率100%
Amazon価格 45,990円

180度モニターでより意欲的になったトラベルズーム

TZ=Travel Zoomというだけに旅行用に使いたい高倍率ズーム機、パナソニックのLUMIX DC-TZ90です。

LUMIXおなじみのボディ背面の左上にEVFに、180度チルトするモニターを備えています。このEVFのタイプで180度チルトのモニターは初めてじゃないでしょうか?

旅行といえば自撮りですよね。まさに旅行用コンデジの完成形と言えるのではないでしょうか。マクロもワイ端で3cmまで寄れるので料理の写真も撮りやすいでしょうからね。

第3位:Nikon COOLPIX A900

www.nikon-image.com

項目 スペック
センサー ½.3型
画素数 2,029万画素
焦点距離(35mm換算) 24-840mm
開放F値 F3.4-6.9
最短撮影距離 1-200cm
シャッター速度 25-1/4000秒
ISO値 ISO80-3200
手ブレ補正 光学式
サイズ(幅x高x奥) 113.0x66.5x39.9mm
質量 299g
モニター角度 上に180度、下に45度
EVF なし
Amazon価格 30,297円

スペックとコスパのバランスが優れたコンデジ

DLシリーズの生産中止が決まりコンデジのラインアップが寂しいニコン。そのコンデジラインアップの中でもCOOLPIX A900は良いカメラだと思います。

24-840mmという驚異の35倍ズーム。モニターも上に180度、下に45度と自撮りはもちろんハイアングル、ローアングルにも対応可能で様々な構図に対応可能です。

電源を入れてからズーム、撮影までもスムーズに行えるのでスナップ向きだと思います。コスパも優れていますし、トータルで見てバランスが取れた優等生タイプのコンデジですね。

番外編:OLYMPUS TG-5

www.olympus-imaging.jp

項目 スペック
センサー ½.33型
画素数 1,200万画素
焦点距離(35mm換算) 25-100mm
開放F値 F2.0-4.9
最短撮影距離 1-30cm
シャッター速度 ½-1/2000秒
ISO値 ISO100-12800
手ブレ補正 光学式
サイズ(幅x高x奥) 113x66.0x31.9mm
質量 250g
モニター角度 固定
EVF なし
Amazon価格 53,394円

顕微鏡モードがとにかくすごい!

オリンパスのTG-5は防水・耐衝撃系コンデジのラインアップです。

ただ、それよりも顕微鏡モードによる驚異のマクロ性能の方が注目です。オリンパスは顕微鏡も作っているメーカーですからお得意なんですよ。

まず最短撮影距離は1cmです。このセンサーサイズならば普通なのですが、なんと1cmまで近付けた状態でテレ端まで光学ズームしてもピントが合っちゃうんです!

その最大撮影倍率はなんと7倍! よくあるマクロレンズが1倍で実物と同サイズに写るのですが、それを凌駕したマクロ性能というわけです。

店頭にあるポップもドットが1つ1つ見えるぐらい拡大することができました。もし夏休みの自由研究をするならこのコンデジであらゆるものを超拡大撮影しまくりますね。水中も撮れますし異次元の写真が撮れますよ。

少し挙動がもっさりなのでスナップには向きませんが、かなりおもしろいコンデジだと思います。

特別賞

Panasonic LUMIX DMC-TX1

panasonic.jp

項目 スペック
センサー 1.0型
画素数 2,010万画素
焦点距離(35mm換算) 25-250mm
開放F値 F2.8-5.9
最短撮影距離 5-70cm
シャッター速度 120秒、1-1/16000秒
ISO値 ISO80-25600
手ブレ補正 光学式
サイズ(幅x高x奥) 110.5x64.5x44.3mm
質量 310g
モニター角度 固定
EVF 0.2型、視野率100%
Amazon価格 57,807円

コンパクトに大型センサーと高倍率ズーム両立したカメラ

特別賞にパナソニックのLUMIX DMC-TX1を選びました。

特別賞っていうのは僕が使っているカメラというだけの理由ですけどねw ランキングに自分が持っているカメラを入れるのは不公平な感じがしましたから。

TX1は1型センサーコンデジで25-250mmという10倍ズームを搭載さいたコンデジです。

このスペック自体は珍しくないのですが、TX1はポーチやボディバッグ、下手したらコートやジャケットのポケットに入るほどコンパクトなのです。

それでいてEVFも搭載しており、ズーム時の被写体の捕捉もしやすいです。どこへでも持っていけて、広角から望遠まで何でも撮れます!

欲を言えばもう少しレンズが明るくなるといいですね。後継機はそこの進化を期待しましょう。

肥大化するコンデジ

今回の記事を書くにあたって、ヨドバシカメラのコンデジコーナーで実機を見て触ってきました。

思ったのはどれもこれもサイズが大きいですね。「これを持ち運ぶのかぁ……」とテンションが下がるコンデジが多かった気がしますね。

なぜコンデジが肥大化してきているのか。その原因はレンズの高性能化とチルトモニターでしょう。特にチルトモニターはどうしてもボディを分厚くさせます。

「これは持ち運びが楽そうだ」と思った機種はたいてい固定タイプのモニターです。チルトモニターは自撮り文化が隆盛を迎えていますので必須の装備なのでしょうが、僕みたいなスナップ人にとってはそこまで重要視しないんですよね。

ただ携帯性を求めるならばスマホでいいという割り切りを考えてのことなのでしょうか。メーカーの苦労も見え隠れしますね。

高画質を追求したスペックはそろそろ頭打ちになるのではないかと思います。ここからは軽量&コンパクトの方へ開発を進めてほしいですね。