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おきがるみがる

お気軽&身軽に生活・仕事・趣味を楽しむ雑記ブログです。一応スナップ写真がメインです。

ディズニーランドで撮った写真はブログやSNSにアップできる?

昨日は人生初のディズニーランドに行ってきた記事を書きました。

www.okigaru-migaru.net

「いや〜、楽しかったな〜!」って記事から一転、今回はやや現実じみたお話です。

上の記事では写真は食べ物の写真数枚しか使っていませんが、実はディズニーランド内では合計で400枚の写真を撮ってきました。

何でブログにアップしなかったのかと言いますと、撮った写真が著作権的にOKかNGなのか判断が難しかったからです。

権利の存在するものはいかなるものでもルールを守るのが普通ですが、ディズニーに関しては特に気を付けたいところです。ネット上でよく「消されるぞ」って言われますもんね。画像とかじゃなくて、うん。

でもその一方でディズニーランドでの写真をアップしているブログやSNSはちらほら見かけますし、一体どこからどこまでがセーフなのかが判然としません。

そこで、ディズニーランドでの写真の取り扱いについて、自分なりの見解をここにまとめようと思います。

ディズニーキャラクターの著作権について

ディズニーと言えば、「みんなの憧れ」という夢がある一方で、権利に厳しいという現実もあります。

特にキャラクターの著作権にはかなりうるさく、その権利の特別扱いは俗に「ミッキーマウス保護法」と揶揄されることもあります。

そういえば、僕が学生時代に受けた著作権に関する講義でも登場しましたよ。講師が黒板に3つの◯を描いて、「これを描くだけでもちょっとヤバい感じなんですけどね」って言ってました。

そして最も有名なエピソードは小学生の卒業制作が無かったことにされたアレですね。ディズニーは使用の許可を仰げば寛容な対応をしてくれるとのことですが、無断使用については厳しい対応をすると耳にします。

その使用についてはキャラクターを写した写真にも及びます。まぁ、これはディズニーに限ったことではありませんがね。

オフィシャル側の写真撮影に対する見解

www.tokyodisneyresort.jp

ディズニーランドの公式サイトでは、写真撮影について以下のように明記しております。

他のお客様等のご迷惑となる撮影および、公衆送信は固くお断りします。

公衆送信とは、ブログやSNSなど、インターネットを使った送信のことです。この一文を巡ってネットでかなり議論になっています。

「他のお客様等のご迷惑となる」が、「および」という接続詞によって、どこまでかかっているのかで解釈が大きく異なりますね。

  • 「他のお客様等のご迷惑となる撮影」+「他のお客様のご迷惑となる公衆送信」:来場客の迷惑にならなければOK
  • 「他のお客様等のご迷惑となる撮影」+「公衆送信」:公衆送信は総じてNG

下だと問答無用で写真のアップはできませんね。どちらとも解釈できるので、これだけでは身動きができません。

そこでヒントになりそうな記事を見つけました。

来場客の迷惑にならないことが最優先?

www.j-cast.com

こちらの記事を見ると条文の変遷がわかりますね。

元々は「公衆送信または商業目的の撮影等」と書かれており、これに対して「えー、写真をSNSでシェアしちゃいけないの?」という声が広がったようです。

その反応に対して「誤解を与えた」と受けたようで、「他のお客様などのご迷惑となる撮影および公衆送信」と表現を変えたようです。

つまり、来場客が迷惑を被るような撮影とネットへのアップが禁止されているのであって、パーク内で撮った写真はいかなるものでもネットにアップしてはいけないというわけではなさそうです。

ちなみに、ディズニーランドがわざわざこのように特記しているのは、かつてパーク内で生配信したことが原因のようです。生配信は写り込んだ人を問答無用で公衆送信してしまうのでとても迷惑ですからね。

でもキャラクターの著作権は守らなければならない

ディズニーランド内での撮影とネットへのアップがOKでも、キャラクターの著作権は守らなければなりません。

SNS時代の写真ルールとマナー (朝日新書)

SNS時代の写真ルールとマナー (朝日新書)

日本写真家協会 編『SNS時代の写真ルールとマナー』のケース17に「テーマパークでキャラクターと一緒に撮った写真をブログにアップしたい」というQ&Aのテーマパークはディズニーランドも含まれているでしょう。むしろディズニーランドでしょう。

ここで書かれていることをまとめますと、

  • キャラクターを写すと、その写真に著作権がおよんでしまう。
  • ブログに掲載する場合はテーマパークに問い合わせる。
  • 多くの場合「個人的な使用ならOK」「商用利用はNG」と返事がある。
  • 子どもを写して、背景にキャラクターが偶然小さく写り込んだものなら著作権はおよばない。

ということらしいです。ディズニーランドにおけるキャラクターを意図的に写した写真はブログやSNSに使えません。

全く違うものを撮った時、偶然背景にキャラクターが写り込んだ場合は著作権を問われませんが、「いや〜偶然写っちゃったな〜」と言いながら、メインかってぐらいにデカデカとキャラクターが写っていたらアウトです。

肖像権についても注意

ディズニーランドなどのテーマパークでは、キャラクターの著作権以外にも、来場客の肖像権にもより一層注意しなければならないことが、この本に書かれています。

テーマパーク内は公道や街中などとは違い、お金を払って入場するプライベートな空間だからです。そこでは人を写すことは避けるべきです。つまり人もキャラクターと同じ扱いと考えるべきですね。

ついでに、ディズニーランドは男女のアベックが多いですが、カップルだと思って撮ったら実は不倫カップルということもあり得ますからね。それをネットにアップしたら大きなトラブルになりそうです。これが来場客が迷惑を被る写真撮影と公衆送信の1つでしょう。

ついでのついでに、たま〜に男女が写っている写真に「カップル」と題名を付ける人がいますが、それって確認してるんですかね? 勝手な思い込みで写真を説明するのは危険です。「カップルじゃないんですけど?!」って怒られても知りませんよ。

建築物の著作権は?

実は、ディズニーランドにおいて著作権があるのはキャラクターのみならず、建築物にもあります。

『SNS時代の写真ルールとマナー』のケース47には、

創作的に建築美が表現されている宮殿、城、塔、庭園などの建築物には、建築の著作物性が認められているものがあります。

とあります。すなわち、ディズニーランドにあるシンデレラ城やアトラクションなども建築美がありますので著作権の対象となり得ます。

でも公共的な建築物を写真に撮っただけでは著作権侵害にはあたりません。写真に撮ったからと言って、著作物の複製にはなりませんから。

問題は敷地内から撮った場合です。シンデレラ城はディズニーランドの所有物ですから、所有権管理権が働きます。

建築物の写真撮影に関する特記はありませんから十中八九大丈夫でしょうが、一応注意はした方が良いでしょう。個別のアトラクション内における「写真撮影はお控えください」というアナウンスは絶対に守りましょう。

一方で、敷地外から撮ったものであれば、ブログにアップするなどは問題ないでしょう。ただし、その写真を用いて誹謗中傷をすることはNGですし、商業利用する場合は許諾を得るべきです

著作権的にOKそうな写真

そんなわけで、僕が撮ってきた写真の中から著作権的にOKそうで、且つフォトジェニックな感じの写真を3枚載せます。

まず冒頭と同じ写真です。ワールドバザールでの写真です。アーケードの雰囲気を撮りました。

来場客は写っていますが点景です。キャラクターも写っていません。

奥にシンデレラ城が見えますが、部分的でぼんやりしています。これはOKじゃないでしょうか?

「アーケードの中にある建物を撮ったんじゃないの?」とか「天井にある飾りにも著作権あるんじゃないの?」とか言われると少し苦しいですがw

この写真はシンデレラ城の中を通り抜ける時、外の明るさで人が影になっているのを撮りました。

人を写したものですが、シルエットになっていて特定ができませんので肖像権もOK。

シンデレラ城を撮ったものじゃないので著作権的にもOKでしょう(む、若干苦しい)

「奥のメリーゴーランドはどうなんだ」「シンデレラ城の外観がアウトなら中もアウトだろ」って言われますかね?

1枚目とほぼ同じ構図ですが、夜になりました。

来場客の顔が写っているように見えますが、解像していないのでモザイクをかけているようなもの。肖像権も大丈夫でしょう。

奥のシンデレラ城ではフローズン・フォーエバーのプロジェクションマッピングがやっていますが、言われないとわかりませんよね。言われてもわからないと思います。

「顔が解像していなくても、容姿全体で特定可能だろ」「イルミネーションにも著作権あるんじゃないの?」とか……つつくための重箱の隅はいくつでも見つかりますね。

おわりに

ディズニーランドでの写真を載せるか載せまいかには随分と悩みました。

悩んだ末に、検索している中で見つけた「悩むぐらいの写真なら最初から載せない方が良いんじゃない?」というメッセージにグサッとやられましたね。

深く考えすぎなのかもしれませんが、自分が体験した楽しさや感動を気兼ねなく発信・共有できるようになったらな〜って思います。

それにしても「著作権とか肖像権ってめんどくさいな〜……」と思いました。権利を有している人のさじ加減みたいなところも多々ありますので、考えても考えてもキリがありません。

嫌な気持ちをしないようにお互いが配慮する精神が必要ですね。

SNS時代の写真ルールとマナー (朝日新書)

SNS時代の写真ルールとマナー (朝日新書)

トラブルに巻き込まれないように、繰り返しの登場ですが『SNS時代の写真ルールとマナー』を読むことをおすすめします。

スナップ写真のルールとマナー (朝日新書 063)

スナップ写真のルールとマナー (朝日新書 063)

ただ、「スマホとSNS」がテーマですので、本格的に写真を撮りたい人は『スナップ写真のルールとマナー』の方をおすすめします。

前者の本よりも古い刊行ですが、取り上げているテーマの方向性が少し違います。個人的にはこちらから読むことを推奨します。

あと、くれぐれも本稿は僕の個人的見解ですので、写真の取り扱いは自己責任でお願いしますね!