おきがるみがる

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RICOH GRをパンフォーカスにする絞りとスナップ距離の設定

RICOH GR

前回の記事から間隔が空きましたが、RICOH GRを最強のスナップシューターとして使う為の検証を続けます。

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前回は絞りによる被写界深度を調べ、シャッター速度とのバランスを考慮するとF4.0かF5.6が使いやすいと感じました。

これらの絞りを使ってパンフォーカスを目指します。

スナップのみならず、あらゆる撮影シーンにおいてピント合わせは極力速くないといけません。シャッターチャンスを逃すことに繋がりますから。

ではどうすればピント合わせを最速の状態にできるでしょうか。それは最初から常にピントが合っていればいいのです。すなわちパンフォーカス=最速です。

パンフォーカスにするためにはある程度絞って被写界深度を深くした上で、過焦点距離を考慮したフォーカスの距離を設定する必要があります。

さらにGRには「スナップ」という予め設定しておいた距離にピントを固定して撮影するフォーカスモードがあります。これでAFの時間を無にすることができます。これぞ最強のスナップシューターではありませんか。

GRでパンフォーカス設定するには絞りとフォーカス距離をどうすればいいかを検証しましょう。

撮影条件

前回と撮影状況は変わりません。

AFモードを「スナップ」に設定し、距離を1.0m・1.5m・2.0m・2.5m・5.0m・∞に変えつつ撮影します。

絞りはF4.0とF5.6、ISOは100で固定し、エフェクトはハイコントラスト白黒にしております。

∞の距離(奥の社殿を狛犬でチェック)と2m程度の距離(手前の木の柵)がどの程度写っているのかを拡大写真を用いてチェックします。

全体写真

まずはざっくりと全体写真をご覧ください。

F4.0→F5.6の順に表示します。

詳しい解説は後述の拡大写真を用いて行います。

F4.0

F4.0 / 1.0m

F4.0 / 1.5m

F4.0 / 2.0m

F4.0 / 2.5m

F4.0 / 5.0m

F4.0 / ∞

F5.6

F5.6 / 1.0m

F5.6 / 1.5m

F5.6 / 2.0m

F5.6 / 2.5m

F5.6 / 5.0m

F5.6 / ∞

拡大写真(奥の社殿と狛犬)

では拡大写真を見ていきます。

∞の距離にある被写体がどれぐらいピントが合って解像しているのかをチェックします。

奥の社殿と狛犬を写しました。格子や石段の表面にも注目しつつご覧ください。

F4.0

F4.0 / 1.0m

F4.0 / 1.0m。全然ダメですね。ぼんやりし過ぎです。

F4.0 / 1.5m

F4.0 / 1.5m。少しハッキリしてきましたが、格子が全然ダメ。

F4.0 / 2.0m

F4.0 / 2.0m。これもまだ格子がイマイチですね。

F4.0 / 2.5m

F4.0 / 2.5m。及第点とも言えますが、狛犬の目周辺が少しモヤモヤします。

F4.0 / 5.0m

F4.0 / 5.0m。かなりクリアーに写っております。石段の表面は見違えるようですね。

F4.0 / ∞

F4.0 / ∞。5.0mとさほど変わりません。

F5.6

F5.6 / 1.0m

F5.6 / 1.0m。これは流石にピントは合いませんね。

F5.6 / 1.5m

F5.6 / 1.5m。まだまだ甘いです。

F5.6 / 2.0m

F5.6 / 2.0m。だいぶ解像してきましたが、狛犬の顔のあたりを見ると少しぼんやりでしょうか?

F5.6 / 2.5m

F5.6 / 2.5m。かなり及第点って感じがしてますね。これだけ解像していれば十分と言えるでしょう。

F5.6 / 5.0m

F5.6 / 5.0m。2.5mよりもさらにクッキリしています。狛犬や石段を見ると結構差があるように思えます。

F5.6 ∞

F5.6 / ∞。5.0mとほぼ同じですね。∞までは必要なさそうです。

遠くのものをしっかり写すという点では、F5.6の場合は2.5mか5.0mに設定すると良さそうです。

拡大写真(手前の木の柵部)

遠くのものを写せるだけでなく、近くのものもしっかりと写し出すことが肝要です。

そこで手前の木の柵を撮影しました。距離にして2mぐらいですかね? 結構近いですよ。

社殿と狛犬で良い結果を出したF4.0の2.5m・5.0m、F5.6の2.5m・5.0mを比較してみます。

F4.0 / 2.5m

F4.0 / 5.0m

F5.6 / 2.5m

F5.6 / 5.0m

パッと見変わらないように見えますが、よ〜く見てみると釘の部分や木目に差があります。

特に木目を見たらば最もよく写っているのはF5.6 / 2.5mだと感じました。

トータルで見るとF5.6 / 2.5mがベスト

F5.6の場合、遠方の描写を見ると5.0mの方がよく写っておりますが、近くのものも写そうと思うと2.5mの設定がトータル的に優秀なようです。

これは後から気づいたのですが、絞りとフォーカス距離の設定によるピントが合う範囲については、実はGRのモニターで確認することができます。検証する意味無かったですw

それによるとF5.6 / 2.5mの設定で2m前後から∞までピントが合うとのことです。検証の裏付けが取れました。

ちなみにF8.0 / 2.0mの設定ならば1mから∞までピントが合うようです。かなり広いですね!

可能ならばF8.0 / 2.0mの設定が画質とパンフォーカスの理想なのですが、シャッター速度のことを考えると万能ではありませんね。

何はともあれ、GRをパンフォーカスにするならば絞り優先F5.6で、フォーカスモードをスナップにして距離が2.5mの設定が実用的と言えるでしょう。

AFボタンとマクロモード

GRはAFモードをスナップに設定していても、親指位置にあるAFボタンでフォーカス可能です。

また、マクロモードに切り替えれば自動的に中央1点のAFに切り替わります。ゆえにボタン1つでフレキシブルに接写も可能です。

普段のスナップはAF無しでバシバシ撮って、接写が必要な時だけ親指AFやマクロに切り替えという感じですね。

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