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面白い=興味深い、つまり知の蓄積が重要 - 出口治明『人生を面白くする本物の教養』まとめ

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

出口治明『人生を面白くする本物の教養』を読みました。出口さんはライフネット生命の創立者にしてCEOで、本著はベストセラーにもなっています。

保険料を安くすれば収入の少ない若い人でも生命保険を買うことができ、安心して子どもを産み育てる社会の実現に近づくという理念からライフネット生命を創立したそうです。これは深いですね!

知識を増やすことは人生の楽しみを増やすことになります。どんな知識を身につけ、どのように活用すればいいのかが書かれていました。

僕が大事だと思った要点をまとめました。

知識が必要なのは人生の楽しみを増やすため

例えばサッカーを知らなければテレビでワールドカップを放映していても面白くありませんよね。

逆にサッカーを知っていれば最高の時間になります。知識があることで楽しい時間が増え、興味の範囲を広げてくれます。

また、「知ること」は嫌いなものを減らす効果もあります。先入観による嫌悪を除去できれば、さまざまなものとの相互理解が進みます。

面白い=興味深い

グローバルスタンダードの「面白い」は「興味深い」に近い感覚です。

さまざまなことを知っていて、自分の考えを刺激してくれて新しい話題に引き込む力のある人が面白いのです。これぞ教養。

面白い人になるためにはボキャブラリーに加えて「広く、ある程度深い」素養が必要です。そして自分の意見を持っていることが重要です。

リベラルアーツ

西洋にはギリシア・ローマの時代以来、リベラリアーツという概念があります。

これは1人の人間が備えておくべき教養のことです。

  1. 算術
  2. 幾何
  3. 天文学
  4. 音楽
  5. 文法学
  6. 修辞学
  7. 論理学

の7つの分野から成ります。これは今もなお受け継がれております。

僕は文学部歴史学科を卒業しているので、文法学・修辞学・論理学の分野はそこそこ身に付けてきているはずです。

音楽についてはクラシックは全然知りませんし、天文学もさっぱり。算術と幾何は避けて生きてきたようなものでダメダメです。

今からでも遅くないですから勉強し直す必要があるでしょう。まずは高校数学あたりから……。

数字・ファクト・ロジックの3要素

物事は国語ではなく算数で考えるという視点が重要です。

物事を国語で考えた場合、筋道が成り立ちさえすればどんな理屈でも言えてしまうという一面があります。

事実の有無、事柄の大小や軽重、相互の関係などは数字、すなわち算数で考える必要があるのです。

算数で考えるには、数字・ファクト(事実)・ロジック(論理)の3要素を踏まえましょう。

新聞はまだまだ有用性がある

インターネットでニュースを簡単に見られる時代ではありますが、新聞にもまだまだ有用性があります。

新聞社には整理部という部署があり、世の中で起こった出来事を毎日価値の序列で並べ替えています。

見出しと記事の大きさや扱いで、世の中で何が大事とみなされているかが人目でわかります。

出口さんは、一面から最終面まですべての見出しを読んでいき、見出しを見て関心があった記事だけ本文を読むとのこと。

100ぐらい見出しがあったら20くらいの記事を読んでいるそうですよ。それぐらいならマネできそうですね。

読む新聞は読売・朝日・日経、そして英字紙

出口さんは発行部数の多い、

  • 読売新聞
  • 朝日新聞
  • 日経新聞

の三紙を読み、それに加えて英字紙の

  • FT(ファイナンシャル・タイムズ)
  • エコノミスト

を読んでいるそうです。

英字紙であってもオンラインで読めるので、若い人でも週1回でもいいので英字紙を読むことをおすすめされています。

タイトルを眺めるだけでも、欧米人はどのようなテーマに敏感なのかが何となく分かるようになるそうです。

読書の方法

出口さんは、最初の5ページが面白くない本が最後まで読んでも面白くないと仰っています。

その理由は、著者は読んでほしいと思って最初から力を入れて書いているはずなので、最初が面白くない本があとから面白くなるはずがないからです。逆に最初の5ページを突破した本は、必ず最後まで読むようにするそうです。

そして読んでいてわからないところが出てきたら、読み飛ばさずに何度も読み返すとのこと。読み返すことで最初はわからなかったことでもわかるうようになります。僕はたいてい飛ばして先に進んじゃうので逆の考えですね。

分厚い本から10冊読む

入門書→分厚い本という流れより、分厚い本から入門書へ読み進める方がおすすめだそうです。

理由は、最初に入門書を読んでしまうと何となく概略がつかめた気になってしまうからです。そのまま分厚い本を読まなくなってしまうのです。

同じ分野の本を1ヶ月ぐらいかけて10冊ほど読むと、その分野に詳しい人と話をしても理解ができるレベルになります。

こうやって新しい分野を開拓していくのですね。

英語は不可欠

「仕事で使わないから……」と英語を学ばないのはもったいないです。むしろ井の中の蛙な考えです。

TOEFLで100点取れる力があれば世界が違って見えてきます。ネット検索でも情報量は5〜10倍以上になり、NCCやBBCもリアルタイムで視聴できます。

英語の文献も活用することができ、ネットを通じてマサチューセッツ工科大学の講義を受講することだって可能になります。

世の中が楽しくなります。英語を学ぶだけで人生が変わりますね。

英語の勉強方法

現在は英語の勉強機会が多彩ですし、しかも手軽に学ぶことができます。

BS1では毎日早朝に「ワールドニュース」という番組があります。主な海外メディアのニュースをダイジェストで放送しており、日本語と現地語の2カ国語が流れます。英語の勉強だけでなく、最新の世界情勢について知ることもできます。

他にも『24』などの人気の海外ドラマで勉強することができます。最初は英語で、次に日本語吹き替え、さらに英語で見るという具合で繰り返し見ていると聞き取れるようになるとか。

NHKのラジオ講座だけで海外の大学に留学するという人もいるそうです。本当にやる気次第なんですね。

英語は恥をかいた分だけ上達する

「英語ができるようになったら外国人と話をしよう」というのは逆です。

「英語ができなくても、恥をかくつもりで外国人と話をしよう」が正解です。

本当に実践あるのみ、「習うより慣れろ」ですね。恥をかいた分、学習も速いということでしょう。

とりあえず数学・新聞・英語を実践しよう

本著を読んで、僕はまだまだ教養が足りないなぁと思いました。

そこで高校数学を学び直して、タブレットで新聞を読んで、英語に触れる機会を作ろうと思います。

やる気次第! と言いつつもこれを習慣化するのは結構大変?

出口さんの爪を垢を煎じて飲みたい気持ちです。

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)