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キタサンブラックは21世紀のオグリキャップになれるか

キタサンブラック 当たり応援馬券

2017年現在、JRA(日本中央競馬)で名実共に最強馬なのはキタサンブラックでしょう。

JRAポスター ヒーロー列伝コレクション

JRAの2017年ポスターを飾ったキタサンブラック。そのキャッチは、

そして、みんなの愛馬となった。

と、今や誰しもが認める日本中央競馬会の大主役です。

20世紀のスーパースターと言えばオグリキャップがいますが、キタサンブラックは比肩する話題性と実力を持っているのではないかと思っています。

キタサンブラックのプロフィール

キタサンブラックは2015年の菊花賞馬で、2016年の天皇賞(春)とジャパンカップを制し、今年からG1昇格した大阪杯を勝利しG1レースを4勝しております。

大阪杯を勝った時点で15戦9勝。日本ダービーを除いてすべて3着以内に入っており、負けても好走するその安定感は現役最強馬の名を体現しております。

そして馬主が演歌界のスター・北島三郎氏であることがこの馬の特別なところだと思います。氏の名曲「まつり」は日本人なら誰しもが聴いたことがありますし、レース後のファンサービスも大盛り上がりです。

伝説のスーパースター・オグリキャップ

史上最も有名な競走馬と言えば芦毛の怪物・オグリキャップでしょう。

オグリキャップが引退したのは1990年で、当時僕は生まれたばかりの0歳児です。リアルタイムでその姿を見ていなくとも、オグリキャップがスターだったことは知っています。

オグリキャップ人気は元からの競馬ファン以外の人にも火を点け、競馬場以外の場所でもオグリキャップのぬいぐるみが置かれる程だったらしいです。実は僕の部屋にもオグリのぬいぐるみがありますw

競馬ブームはオグリキャップ以前はハイセイコー、以後はディープインパクトの活躍によって起こされましたが、個人的にはオグリキャップが最も大きなブームを巻き起こしたと思います。

それが証拠に、中山競馬場の来客数のレコードはオグリキャップの引退レースとなった1990年有馬記念ですし、最も来客数の多いのは東京競馬場で行われた同年の日本ダービーの時です。

多くの競馬場の来客数レコードが1990年以降であり、2000年以降はありません。オグリ人気の影響がうかがい知れます。

※参考・中央競馬 - Wikipedia

オグリキャップは何故人気者になったか?

オグリキャップが史上最強馬と言われればそうは思いません。後世のナリタブライアンやディープインパクト、オルフェーヴルなどの方が遥かに格上だと思っています。

でも1番の人気者はオグリキャップだと思っています。それは何故でしょうか。

オグリキャップは地方競馬の笠松競馬場で1987年から活躍していた競走馬です。1987年のデビューから約1年で12戦10勝の好成績を挙げ、1988年より中央競馬に移籍しました。

ライバルとのギリギリの死闘がファンを盛り上げた

移籍後も次々と重賞レースを制覇しましたが、引退までに勝ったG1レースは4つです。十分過ぎる成績ではあるのですが、スーパーホースと呼ばれる割には物足りない気がしますね。

ただ、この成績こそが人気の秘密だと考えます。オグリはラストの直線で一気に追い込むタイプの馬で、勝つも負けるもギリギリの戦いばかりでした。

そして大舞台ではライバルとの死闘でした。特に1番のライバルはタマモクロス。同じ芦毛の馬で、天皇賞(秋)(G1)では中央移籍後6連勝中(地方から数えれば何と14連勝中!)無敗のオグリに初めて土を付けました。

ジャパンカップ(G1)も3着(タマモクロスは2着)と悔しいレースを経て、有馬記念(G1)でタマモクロスに雪辱を果たすというドラマがありました。


1989/11/19 オグリキャップ マイルチャンピオンシップ (超解像)

さらに1989年のマイルチャンピオンシップ(G1)でのバンブーメモリーとの最後の直線は痺れましたね。ラスト100mでもう届かないと思われた1馬身程の差を一気の脚で追い込みハナ差で勝利。この諦めない不屈の走りがオグリ人気の秘訣だと考えます。

感動のラストラン

引退から17年が経った今もオグリが語り継がれるのは、1990年の有馬記念があるからでしょう。

その年の天皇賞(秋)は6着と初めて掲示板を外し、続くジャパンカップでは11着とオグリにとってあり得ない大敗。

もう競争寿命は尽きて「オグリは終わった」と評価され、「もうオグリが負けるところを見たくない!」というファンの声も多かったそうです。

ファンの反対を押し切ってラストランとして挑んだ有馬記念。オグリの最後の姿を見ようと中山競馬場には17万人のファンが押し寄せましたが、4番人気と期待はそれほど高くありませんでした。


*** オグリキャップ 1990有馬記念

しかし最後の最後で優勝! 奇跡の復活を遂げて、17万人の大観衆から起こったオグリコールは今なお語り継がれています。

上の動画ではオグリコールのシーンまで流れませんね。他にも動画はあったのですが、このレースはフジテレビの実況が良いんですよ。「ライアン!」とか「右手を挙げた」とかツッコミどころはありますがw

キタサンブラックがオグリ級になるには

オグリキャップについて熱弁しちゃいましたね。ここからはキタサンブラックです。

オグリは競馬に興味のなかった人も取り込む程の人気でしたが、キタサンブラックは競馬ファン以外の人からあまり周知されていないと思います。

そもそも僕がキタサンブラックを知ったのは菊花賞です。このレースを僕は生で観戦しました。実は競馬場に行ったのはこの時が初めてでした(幼少期に親に連れて来られたことはありますが)

僕が改めて競馬にのめり込むようになったのはこのレース以来です。そしてやっぱり開花する瞬間を見届けた競走馬が日本を代表する名馬に育っていくのを見るととても嬉しいですね!

と言う具合に、競馬に興味を持ってキタサンブラックを知る人がいても、キタサンブラックから競馬に興味を持つ人はそんなに多くないと思います。僕も、北島三郎氏が馬主ということを知ったのはキタサンブラックが優勝して、氏がターフに現れてからですしね。

キタサンブラックはライバルとの死闘を繰り広げ、さらなる大きなタイトルを取れれば21世紀のオグリキャップになり得るのではないでしょうか。

※ここで言うオグリキャップとは、競馬人気を大きく復活させる名馬という意味です。

キタサンブラックのレーススタイル

オグリキャップが最後の直線で差し切る追い込み馬であったのに対し、キタサンブラックはスタートから集団より前を走る先行スタイルです。

先行や逃げをとる馬はスタミナ勝負です。いくら序盤で前を走っていてもペースを上げすぎて最後の直線でバテたら負けますし、抜かれたら追い抜かす程の瞬発力もありません。

しかし、キタサンブラックは先行策をとってさらに直線で伸びる脚を持っています。これはかつてサイレンススズカが「逃げて差す」と呼ばれたスタイルに似ています。サイレンススズカはもっと派手な大逃げでしたが。

キタサンブラックのオッズ

db.netkeiba.com

キタサンブラックはダービー以外のレースですべて馬券に絡んでいる上に、2016年の有馬記念ではファン投票1位にもなるほどの馬です。

でもその割にはオッズで1番人気になることは多くありません。初めて1番人気の支持を得たのは2016年の京都大賞典(G2)で、G1では同年のジャパンカップが初めてでした。

最初から評価が高かったわけではありませんし、最強馬となった今でも「もしかするとこのレースでは……」という不安もあるのでしょうね。

いざ走ってみるとその危なげない走りは健在で必ず好走してくれます。1着を必ず取る馬ではなく、完璧なパフォーマンスで必ず良いレースをする馬という感じです。

それだけに騎手や調教師のプレッシャーはとてつもないでしょうね。

ライバルはサトノダイヤモンド

キタサンブラックの1番のライバルは1世代年下のサトノダイヤモンドでしょう。

サトノダイヤモンドは2016年の菊花賞馬で、同年の有馬記念でキタサンブラックを差し切り優勝した馬です。

今月末に行われる天皇賞(春)では直接対決ですし、キタサンブラックは連覇&リベンジがかかっています。この2頭に大注目ですね。

その後も宝塚記念、フランスの凱旋門賞、そして有馬記念とこの2頭の激しい闘いが見られそうです。これだけでワクワクしてきますね!

ちなみに、キタサンブラックのお父さんはブラックタイドで、サトノダイヤモンドのお父さんはディープインパクトです。

実はこの2頭共に、サンデーサイレンスとウインドインハーヘアの間に生まれた馬で、ディープインパクトはブラックタイドの弟です。すなわちキタサンブラックとサトノダイヤモンドはいとこ同士ということになりますね。

ブラックタイドも名馬ではありますが、現役&種牡馬時代を合わせてもディープインパクト程の華やかさはありません。

競馬はブラッドスポーツです。キタサンブラックとサトノダイヤモンドの対決ではありますが、ブラックタイドとディープインパクトの対決という意味でも見ものですよ。

狙うは凱旋門賞!

サトノダイヤモンドの項目でも言いましたが、キタサンブラックは凱旋門賞(G1)の出走を予定しています。

凱旋門賞はフランスのロンシャン競馬場で行われる芝2400m戦で、世界最高峰のレースです。つまり世界一を決めるレースと言って過言ではないでしょう。

日本の競馬も大きく発展してきましたが、最強馬と名高いディープインパクトでさえも3位入線(禁止薬物で失格)、ディープに比肩するオルフェーヴルでさえもゴール板手前で差されて2着がやっとでした。

キタサンブラックは日本の夢・悲願に挑戦します。現役最強馬、馬主が北島三郎、主戦騎手がレジェンド武豊。これでフランスに「まつり」が響けば競馬界のみならず、日本の主役に躍り出ることでしょう。

そうすればキタサンブラックのぬいぐるみがゲームセンターのUFOキャッチャーに並ぶことも夢ではないかもしれません。

おわりに

実は今年応援していた3歳馬・ブレスジャーニーが骨折でクラシックが絶望的ということになってしまいました。とても残念で仕方がありません。

そういうわけで今年もキタサンブラックに注目して競馬を見ていこうと思います。

出走レースは好戦してほしいと思うのですが、何より怪我なく無事レースを終えてほしいですね。

キタサンブラックの2016年での引退宣言は北島三郎氏によって撤回はされました。キタサンブラックが走るととても盛り上がりますが、無理にレースせずにもったいぶってでもいいので安全第一でファンを楽しませてくれたらと思います。