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水瀬ケンイチ『お金は寝かして増やしなさい』最新版インデックス投資指南本

お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさい

『梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー』というブログでインデックス投資を紹介しておられる水瀬ケンイチさんの著書『お金は寝かして増やしなさい』を読みました。

全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)

全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)

水瀬さんは山崎元さんとの共著『ほったらかし投資術』で知り、それ以来ブログを拝見しておりました。

その新しい著書が随分と好評のようで、僕も思わず買って読んでみました。つみたてNISAやiDeCoなどの最新情報も書かれていますよ。

投資家目線の指南本

投資指南本の多くがファイナンシャルプランナーや金融関係者によるもので、「我が社の商品を買ってください」的な思惑が見え隠れするのも少なくないんですよね。

水瀬さんは投資関係の取材を受けたりイベントに参加されることはありますが、専門家とか業者ではなく投資家の1人です。

すなわち本著は「投資家の投資家による投資家のための投資指南本」と言えるでしょう。

内容としては斬新で真新しい投資方法は書かれていません。伝統的なインデックス投資の方法を、理論から細かく説明されています。

水瀬さんのスタイルとしては生活防衛資金を生活費2年分用意することと、外国債券アセットは持たずに日本債券(特に個人向け国債 変動10)を重視しているのが他の指南本との差でしょうか。

リスク許容度

あとブログでも口酸っぱくアナウンスされているリスク許容度についても詳しく解説されていますね。

投資金額 × { 期待リターン − (2 × リスク) }

の式に当てはめることで、最悪の事態における損失を計算できます。

例えば僕の場合、

  • 投資金額:40万円
  • 期待リターン:6.1%
  • リスク:15.8%

これらを式に当てはめると、1年間で102,000円の損失が出る覚悟をしておく必要があるということですね。

おすすめのファンド

日本債券は個人向け国債変動10、外国債券は投資しないとのことなので、インデックスファンドは日本株式、先進国株式、新興国株式の3種を買うことになります。

水瀬さんのおすすめは以下の3つです。

  • 日本株:三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
  • 先進国株:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • 新興国株:<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド

これに関して、日本株は僕もつみたてNISAで運用予定でした。

また、新興国株式はたわらノーロード新興国株式を買う予定でしたが、これを読んでニッセイに変更することにしました。新設のファンドということで様子見のつもりでしたが、信託財産留保額がかからないのは大きいです。

先進国株式のeMAXIS Slimは信託報酬が安いのですが、配当を除いた指数に連動するというのがネックなので、王道のニッセイ外国株式インデックスファンドでいきます。

積み立てたファンドの切り崩しは4%ずつ

本著では積み立ての方法だけでなく売って切り崩す、いわゆる出口戦略についても書かれています。

積み立てる時は定額ですが切り崩す時は定率です。これは知っていましたが、4%ずつ切り崩すのが良いという理論は知りませんでした。

これは『ウォール街のランダム・ウォーカー』で説明されていたもので、期待リターン5%と仮定してインフレ率を引いたものとのこと。

現在の日本では条件が異なりますが、それでも4%は的外れではないそうです。覚えておきましょう。

また、年齢を経た際のリアロケーション(リスクが少なくなるように資産を再配分すること)では、100 - 自分の年齢 = 株式の比率(%)という目安があるようです。

僕はつみたてNISAの運用が終わる20年後のタイミングでリアロケーションする予定ですが、その頃は48歳です。40〜50%ぐらいを債券にすべきなのかなぁと思いました。

お金は寝かせるよりも働かせる?

最後にどちらでもいい話。

ほったらかしで済むインデックス投資を、本著では「寝かせる」という比喩表現を使っていますが、僕としては「寝かせる」は普通預金などに入れておくことで、インデックス投資は「働かせる」というイメージです。

20代で知っておきたいお金のこと

20代で知っておきたいお金のこと

というのは、僕にとってのインデックス投資のバイブル本『20代で知っておきたいお金のこと』でこの比喩表現が使われていたんですよね。お金に働いてもらってお金を増やすのです。

いずれにしても本著はこれからインデックス投資を始めたい人に最もおすすめの本ですよ。

お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさい