おきがるみがる

お気軽&身軽にスナップ写真を楽しむ雑記ブログです。はてなブログテーマ Sentenceの配布も行っております。

RICOH GRの絞りによる画質と被写界深度の変化について検証

RICOH GR

www.okigaru-migaru.net

前回はRICOH GRのエフェクト「ハイコントラスト白黒」を取り上げました。

今回は絞りについて取り上げます。絞りは開く(F値を小さくする)と被写界深度が浅くなり、絞る(F値を大きくする)と被写界深度が深くなり解像度も増します。

www.okigaru-migaru.net

大きいセンサーに明るいレンズを装着して背景をボカすのが流行っていますし、そういった写真の魅力はよくわかります。でも僕はどちらかと言うと全体にピントがビシッと合っている写真が好きです。

そこでGRはどれぐらい絞ると満足のいくパンフォーカス設定になるのかを検証します。GRを使いこなしたい人はもちろん、F値の違いが写真にどう影響するのかを知りたい人もご一読ください!

撮影条件

f:id:shimehitsu14:20170414182020j:plain

まずは撮影条件です。とは言っても前回とほぼ同じですけどね。

エフェクトはハイコントラスト白黒を使用、ISO値は100で絞りだけを変えていきます(それに伴いシャッター速度は変わりますが)

全絞り値を試してもいいのですが、開放F2.8と最も使うであろうF4.0、F5.6、F8.0の4パターンの撮影結果を検証します。

画面中央(手前の木の柵)にピントを合わせていますが、注目すべきはピントを合わせていない奥の社殿や狛犬です。

絞りの変化に伴う解像度と被写界深度に違いを見ていきましょう。

全体写真

では換算28mmで撮った全体写真から見ていきましょう。

このままでは「違いがわからねぇ!」って方が多いと思いますので拡大写真も用意しています。

まずはざっくりとどんな感じかを見てもらいましょう。だから解説は後回しで。

F2.8

RICOH GR F2.8

まずは開放F2.8から。GRは開放からでもそこそこ解像すると評判ですよ。

F4.0

RICOH GR F4.0

ちょっと絞ってF4.0。

F5.6

RICOH GR F5.6

GRはF5.6が1番おいしいという巷で噂です。それが証拠にプログラムオートにするとF5.6で調整してくるパターンが多いです。

F8.0

RICOH GR F8.0

最後にレンズ一般で最も高画質に写ると言われるF8.0です。

拡大写真

次に拡大写真です。ここから先の写真を見てもらえば絞りによる画の変化がよくわかると思います。

写真奥の社殿と狛犬部分をほぼピクセル等倍になるようにトリミングしました。

木の格子に注目すると解像感や被写界深度の深さがわかると思います。

F2.8

RICOH GR F2.8(拡大)

開放のF2.8。さすがにピントを手前に合わせているのでボケちゃってますね。

使ってきた経験から言いますと、GRのF2.8は開放ながらも良い写真を撮れるのですが、やっぱり拡大するとかなり甘いです。

シャッター速度を稼ぐには良いのですが、やはりそこはトレードオフですね。

F4.0

RICOH GR F4.0(拡大)

続いてF4.0。まだまだボケが残っていますがF2.8よりはマシになってきています。

おそらく拡大さえしなければ十分見るに堪えるレベルでしょう。

F5.6

RICOH GR F5.6(拡大)

F5.6まで絞るとだいぶピントが合ってきます。フォーカス外でもこれだけ写っていれば上出来ですね。

F8.0

RICOH GR F8.0(拡大)

最後にF8.0。そこにフォーカスを合わせたのかってぐらいに完璧な写り方です。

完璧なパンフォーカスを目指すのであればF8.0まで絞ると安心でしょう。

ただし、F8.0って結構絞り込んでいるのでシャッター速度に注意ですね。夜間はかなり厳しいですし、日中でも影に入っちゃうと手ブレ必至です。

F4.0かF5.6がバランスが良い?

シャッター速度をある程度稼ぎつつ、パンフォーカスを目指すにはF4.0かF5.6がバランスが良さそうですね。

欲を言うならF8.0で撮ると画質もすごく良さそうですが、万能に撮れるとは言い難いです。フラッシュを発光できれば別でしょうが。

それにしても何故パンフォーカスを目指すのかを説明していませんでしたね。その答えは次の記事にて。