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ジョブズも実践した坐禅の方法 『禅マインド ビギナーズ・マインド』

禅マインド ビギナーズ・マインド (サンガ新書)

禅マインド ビギナーズ・マインド (サンガ新書)

ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1

ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1

スティーブ・ジョブズの伝記を読んでいると、若い頃に仏教に傾倒したというエピソードがありました。

彼のインスピレーションを引き出す1要素として禅の考え方があったようで、現代における優秀な経営者も日常に坐禅を取り入れる人が多いとか。

禅の知るためにジョブズも読んだというのが『禅マインド ビギナーズ・マインド』という本です。

初心者の心を大事にする

本のタイトルに「ビギナーズ」とあることから、禅の入門書という意味かと思っていました。

入門書であることは間違っていないのですが、ビギナーズ・マインドとはどうやら「初心者の心」という意味でした。

初心者の心とは、すべての可能性に対して受け入れる準備ができている心です。初心者の心であればものごとをありのままに見ることができます。

さまざまな知識や観念を持っていると、それらの介してものごとを見るようになってしまいます。

そんな混じりけのない純粋な心を得るための禅の修行です。

坐禅の組み方

  1. 左足を右のふとももの上に、右足を左のふとももの上にのせる
  2. 背骨をまっすぐにし、耳と肩は同じ線の上にあるようにする
  3. 肩を緩め、頭のてっぺんを天井に向かって伸ばすようにする
  4. あごを引く
  5. 横隔膜を下腹に向かって押し下げるようにする
  6. 右手は左手の上に置いて中指の第2関節を合わせ、親指を軽く合わせて綺麗な楕円形をつくる
  7. 両手の位置は、合わせた親指がおへその辺りにくるように身体の前に置く
  8. 両腕は少し身体から離すようにゆったりさせる(脇の下に卵があって割らないような感覚)
  9. 前後左右に身体を傾けないようにまっすぐ座る
  10. 呼吸に集中する
  11. イメージに邪魔されないようにする
  12. 坐禅のあとは床に伏して九拝する

最後のイメージに邪魔されないようにするというのは、思考を止めるということではありません。心に何かが起こったら入らせて出ていかせます。思考を止めようと思っている時点で思考に邪魔されています。

あとはなすがままなされるがままにこの姿勢を続けます。

坐禅の効能

坐禅の効能は「悟りが開ける」とかそういったスピリチュアル的なことではなく、言い換えれば精神統一の修行でしょう。

日常において大事なことは、その時にすべきことをするだけです。でもすべきことに直面していても、気がそぞろになって集中できないってことがありますよね。

坐禅をすることで「ただ座って息に集中する」ということが当たり前のようにできるようになれば、日常ですべきことに対しても同じような姿勢で取り組むことができるようになるのです。

立位の姿勢

坐禅だけでなく、立位の時の姿勢も紹介されています。

  1. かかとを握りこぶしぐらいの幅に開く
  2. 両方の親指は胸の中心線と平行になるようにする
  3. 力を下腹部に入れる
  4. 左手は親指を他の指で囲むような形で胸の前に置いて、右手はその上に重ねる
  5. 親指を下に向けて、ひじから手首までを床に平行になるようにする

こうすることで前かがみになることなく、まっすぐな姿勢を保てます。

もし前かがみの姿勢になっている時は自己を失うそうです。僕は猫背なので耳が痛いです。

その他心に留めておきたいこと

坐禅や日常の姿勢や考え方についていろいろと書いておりますが、僕がピンと感じたものだけまとめておきます。

努力している自分を忘れ去ろう

努力は心に波をつくりだし、余計な性質や過剰な要素が加わってしまいます。

努力は必要なことですが、努力している自分を忘れ去らねばなりません。

禅に夢中になるのは禁物

禅を始めたばかりに自分自身を忙しくしてはいけません。

坐禅を週に一度行おうとすれば、それで十分忙しいとのことです。

あまり禅に興味を持ちすぎて、学校をやめてしまって森や山にこもって坐禅を始めてしまってはNGです。

自分が行ったことに執着せずに忘れよう

自分の行ったことに余分な思考の痕跡を残してはいけません。その痕跡に対して執着が生まれてしまうからです。

そうして自分の行ったことという思考に執着するときには、そこに自己中心的な思考が働いています。いわば一方的な思い出です。

「私はこうしたことを行った」と言っても、決して正確にその通りに起こったことではありません。自分が良いことを行ったと自慢しても、実際はそうではないかもしれないのです。

毎日毎日、自分が何をしたのか忘れるべきです。執着せず後悔はしない、ただ振り返るだけです。

未来よりも大事なのは現在

あまりに理想を求めてしまうのはいけません。

理想を設定すると、それを達成するまでにまた新しい理想をつくりだし、結局元の理想を獲得する時間がなくなるからです。

また、理想を獲得するということは時間的に未来であるために、未来の理想のために現在の自分を犠牲にしてしまいます。

未来について固定した考えや希望を持っていると、今ここにおいて本当に真剣にはなれません。明日やろうは馬鹿野郎ということですね。

AはBであり、AはBではない

僕が仏教に対するイメージでもあるのですが、この本の中に「AはBであり、AはBではない」という言い回しがたくさん出てきました。

そういえば仏の異体字である「佛」という漢字一字で「人であって、人にあらず」という意味になります。仏教の教えでは世の中に確かなものはないという思想なのかと感じました。

ちなみに「仏」だと「人でござる」という全然違う意味になります。豆知識です。

まぁとにもかくにも、姿勢を直すという意味でも禅の考え方を生活の中に取り入れていきたいなぁと思います。忘れたらこの記事を読み返せばとりあえず方法はおさらいできますね。

禅マインド ビギナーズ・マインド (サンガ新書)

禅マインド ビギナーズ・マインド (サンガ新書)