おきがるみがる

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会社に強制された! 自転車用の任意保険って必要?

squallchannel.com

このまとめ記事を読んでいました。自転車通勤の人に対して、会社から自転車用任意保険の強制されたというもの。

滅多に事故なんて起きないのに保険なんて必要ないと言い張るスレ主に対して、批判の意見の方が多いですね。僕も批判的です。

そんな中で「はっ、そうだった!」と思う意見を言う人がいましたので、今回は保険とは何かという視点から自転車保険の必要性を考えてみたいと思います。

自転車事故の賠償額は1億円近くに

www.nikkei.com

僕が勤める職場でも自転車通勤の人は任意保険への加入が義務付けられておりまして、対人の補償額が1億円以上の保険というのが条件になっています。

1億円という数字はこの神戸地裁の判例が基準でしょう。高齢者が子どもが運転していた自転車にはねられ寝たきり状態になったため9,500万円の損害賠償請求の判決が出たというもの。

自転車は気軽な乗り物ですが、事故を起こせば1億円近くの損害賠償が発生するかもしれないというわけです。

条例で定められている地域も

www.pref.kyoto.jp

僕は京都市に住んでおりまして、自転車の任意保険加入が条例で定められています。

具体的に罰則があるというわけではないようですが、条例で定められては「必要ない」の一言で済ませられませんね。

会社が自転車保険を強制する理由

従業員へ条例遵守を促すという意味で、会社から自転車保険加入を強制する動きがあるかもしれません。

ただ、任意保険加入の強制は従業員を守るという意味が強いでしょう。事故を起こして多額の損害賠償請求を負ったら仕事どころじゃありません。これは会社にとってもマイナスです。

また、損害賠償の支払い能力がない人の自転車通勤を容認するということに関して、会社側にも責任が及ぶかもしれません。そういう意味では会社の組織自体の保身という意味もあるでしょう。

ちなみに僕の職場ではクルマやバイクでの通勤者に対しても任意保険加入の確認をとられます。

自転車事故に関する意見

このまとめ記事のスレ主の意見としては、

  • 学生時代から10年以上乗り回して事故もないのに保険なんて必要ない
  • 自転車で人を轢いて死なせるということは現実的ではない
  • シティサイクル(いわゆるママチャリ)で人のいないような歩道を2キロ走って通勤しているから事故は起こりえない

というもの。

確かに田舎でほとんど人のいない道を走って事故なんて考えにくいでしょうが、ひとつずつ僕の意見を述べたいと思います。

事故はいつ起こるかわからない

10年運転して事故が起きなかったのだから今後も事故は起きないだろうということでしょうが、そう言い切れるわけがありません。いつ起こるかわからないのが事故です。

誰も事故なんて起こしたくありませんし、事故を起こさないように最大限注意を払っています。それでも起きるのが事故です。運転歴の長さも関係ありません。

「事故は起こさない。でも万が一に備えて保険に入ろう」という考えが正常。むしろ「事故を起こすだろうから保険に入ろう」という考えの方が危険。そんな人は保険に入る以前に運転しない方がいいですね。

自転車は人を死なせる凶器である

速度が出るスポーツサイクルでなくても、相手が歩行者(特に子どもや高齢者)であれば死なせる凶器に十分なり得ます。

いわゆるママチャリは重さ20kg程。そんな物体が時速20kmぐらいのスピードで衝突してきます。不意をつかれればたいていの人は飛ばされて倒れます。その時に頭部を打ったり身体に重大な損傷を与える可能性は十分あり得ます。

また、下り坂でよりスピードが出ている状況であれば、自転車の衝突が相手へ致命的なダメージを与えかねません。

「たかがチャリの事故で人は死なない」なんて考えてはいけません。実際に子どもが運転する小さな自転車でさえも、高齢者を寝たきりにさせるぐらいに危険なのです。

「車道を走るな、歩道を走れ」はむしろ危険

自転車は軽車両なので車道を走るべきです。道路や運転手の状況によって車道の走行が危険な場合のみ、車道側を歩行者優先で徐行するという条件付きで歩道の走行が許されます。

ちなみに横断歩道も歩行者のための道なので自転車は走行できません。自転車から降りていれば「自転車という荷物を持った歩行者」になるのでセーフです。

ただ、クルマ側から見れば車道を走行する自転車は危険に見えるので「車道を走るな、歩道を走れ」と言われます。自転車はこうした板挟み状態でいったいどこを走ればいいのやら……。

僕の意見としては歩道を自転車で走るのは極めて危険です。歩行者がたくさんいる狭い道を自転車で走るなんて危ないに決まってます。

一方のクルマ側から見ても歩道を走る自転車は怖いです。交差点で曲がる時、車道であれば幅寄せして巻き込み事故を防ぐことができますが、歩道から飛び出してくる自転車はそれができません。

さらに自転車は歩行者よりも遥かに速いスピードで走ってくるので存在に気付く頃にはクルマの目の前にいるなんてこともしばしば。

そういうわけで「おとなしく歩道を走っています」という自転車の方がむしろ危険だと僕は思っています。

保険は万が一の事故に備えるもの

スレ主は「事故は宝くじが当たるぐらいの確率。そんな確率のものに保険料を払うのは納得がいかない」といった主張をしています。

この主張に対して、34の投稿が大正解だと思います。その投稿とは

保険の意味を調べた方が良さそう

というもの。

保険とは本来、宝くじの当選確率ぐらいあり得ない可能性の事故のために備えるものです。保険金の支払われる可能性が低いからこそ、加入者は低額の出資で事故時は大きな補償を受けられるのです。

逆に起こる可能性が高い事象に対する保険は、むしろ保険の趣旨から外れていると言えます。その例としてがん保険。がんを患うということは不運な事故みたいなもので、治療費もかかります。

でも、死因ランキング第1位なわけですから、がんになるということはそれほど珍しいことではありませんよね。それほど補償を受けている人が多いということは、保険料も割高に設定されています。

保険というよりもむしろ、がんになるかならないかのギャンブルみたいなもの。日本の健康保険はかなりカバーが手厚い方ですし、がんに備えるなら割高な保険料を払い続ける代わりに貯金の方が良い場合があります。

保険に入るか否かは「貯金は三角、保険は四角」の法則に基づいて、自分はどちらを選ぶべきかを考えるのがベストだと思います。

おっと、がん保険についてディスるつもりではなかったのですが、宝くじの当選確率ぐらい滅多にあり得ない事故に対してこそ保険は入るべきなのです。

自転車保険のススメ

自転車保険に入るならどこがいいか。

www.sbisonpo.co.jp

もしクルマを持っている人でSBI損保の任意保険に加入している人であれば、自転車保険特約が付けられます。保険をまとめられるので管理が楽です。

僕も自転車保険特約があるからという理由でSBI損保に乗り換えました。

www.okigaru-migaru.net

その他保険会社が自転車保険の商品を販売していますが、個人賠償責任補償があれば自転車保険の代わりになる上に、自転車の運転以外でも日常的な損害賠償事例に備えることが可能です。

詳しくは以下のリンクを参照してみてください。

kakaku.com