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ペーパードライバーはこの本を読め! 『徳大寺有恒のクルマ運転術』

徳大寺有恒のクルマ運転術 アップデート版

徳大寺有恒のクルマ運転術 アップデート版

ペーパードライバー、下手な運転を上手にしたい人、これから初めてのクルマを買う人。

そんな人たちにおすすめなのが『徳大寺有恒のクルマ運転術』という本です。

僕は初めてクルマを買った時に読んだのですが、今もなおこの本に書かれている運転術やクルマの管理方法が基礎となっています。

徳大寺有恒氏とは

徳大寺有恒氏は元レーシングドライバーであり自動車評論家です。

僕が徳大寺氏を知ったのは『間違いだらけのクルマ選び』という本です。僕がN-WGNを買ったのはこの本で評価が良かったという後押しも一要因でした(おそらく書いていたのは共著者の島下泰久氏だと思いますが)

徳大寺氏は2014年にこの世を去っております。彼のクルマの選び方、安全運転の仕方、そしてクルマの楽しみ方はみんなマネすべきではないかなと思います。

その一端を知ることができるのが『徳大寺有恒のクルマ運転術』です。

この本のポイント

本の中身は運転のコツとクルマの管理方法について、徳大寺氏の持論が紹介されています。

僕はこの本を既に手放しておりますが、覚えている範囲でここに紹介しようと思います。

覚えているということは言い換えれば、この本に影響を受けて今でも意識して実践していることばかりということでもあります。

右折する予定なら最初から右側の車線を走ろう

2車線ある場合、左が走行車線、右が追越車線です。

ただ、「基本的に左を走って、追い越す時だけ右」みたいな考え方だと何度も何度も車線変更をする必要があります。

車線変更時に事故は起こりがちなので、車線変更を繰り返すことは事故のリスクを高めることと等しいわけです。

だから右折する予定であれば最初から右側の車線を走っておくと余計な車線変更をせずに済みますし、交差点の直前で慌てて車線変更することもありません。

ただし、右側の車線をとろとろ走っていたら後ろに迷惑かけるので、そこは交通の流れに合わせて臨機応変にしましょう。

右足のかかとは常に床に

教習所のテキストではブレーキを踏む時はかかとを上げてしっかりと踏み込むと書かれていました。

しかし、徳大寺有恒氏はかかとは常に床に着けた状態でアクセルとブレーキの操作をするべきだと言っています。かかとを上げるのはパニックブレーキで一気に踏み込む時だけです。

僕が教習所で運転していたクルマに限った話なのかもしれませんが、MT車はかかとを上げないとしっかり踏み込めないのに対し、AT車であればつま先で軽く踏めます。教習所のテキストはMT車に合わせて書かれているのではないかなと思います。

www.okigaru-migaru.net

それにかかとを上げずに運転することは、ブレーキの踏み間違いも防げるという意見もあります。

この話については昔に記事を書いているのでよろしければ読んでください。

エンジンブレーキを活用してアクセルだけで速度調整しよう

AT車でもアクセルをゆるめればエンジンブレーキが効いて減速します。

走行中のスピード調整はブレーキではなくアクセルのみで行うべきです。ブレーキを踏むのは信号で止まらないといけない時と、前のクルマにぶつかりそうな時だけです。

運転が下手な人の特徴で「やたらブレーキを踏む人」がよく挙げられるのは、交通の流れをよく見ないままスピードを出してはブレーキを踏むというのを繰り返す人ということです。

あと僕の個人的な意見ですが、普段アクセルだけでスピードを調整しようと意識している人が、ブレーキを踏んでスピード調整することが多い時は疲れている時ではないかと思います。

送りハンドルを覚えよう

カーブを曲がる時、教習所で習うのは交差ハンドルという技です。

しかし、この交差ハンドルは手がばたばたと忙しい上に、両手が離れる瞬間が生まれて危険です。くねくねとカーブが何度も続く道では手が追いつかずに曲がり切れない可能性があります。

推奨されるのは送りハンドル。主に利き手でハンドルを回し、曲がっている途中でハンドルが戻らないように左手は軽く添える感じです。言葉では説明しにくいので、検索して動画や画像を見ていただくのが良いですね。

連続するカーブではもちろんのこと、市街地を運転するなら送りハンドルで十分です。交差ハンドル急な角度のカーブを一気に曲がる時ぐらいです。

なぜ教習所では交差ハンドルを教えるのかと言いますと、重ステが普通だった時代の名残です。重ステだと交差ハンドルでしっかり回す必要があったのです。

でも今はパワステが普通の時代。ハンドルが軽いなら送りハンドルで十分通用するというわけです。

時代はMTよりAT

よく普通免許 VS AT限定免許の言い争いが起こります。「今どきMT車なんて乗らないよ」「営業車でMTを使っているところもある」とか。

そしてMT車の決まり文句として、「ATならブレーキとアクセルの踏み間違いで事故を起こすが、MTならその前にエンストするので安全」という意見があります。

ただ、クルマのことを愛している徳大寺氏でさえも、MTよりもATの方が安全且つ速く走らせることができると主張しています。

ペダルの踏み間違いによる事故についてはMT車は安全ですが、MT車の複雑な操作に気を取られて交通状況の把握が遅れるのも危険ではないでしょうか。

僕は普通免許を取りましたが、MTなんて乗る機会が無い上に今更運転できるかどうか微妙です。AT限定免許の方が安いし簡単に取れるので時代に合っていますよ。

ボディは汚れてもいいが窓・ミラー・車内はピカピカに

徳大寺氏はクルマ好きではあるものの、ボディの汚れは洗車機に通していっちょあがりなことの方が多いそうです。

洗車機を通すとブラシによってボディに細かい傷がつきやすいのですが、それぐらいは気にしてはいけないとのこと。

その一方で窓・ミラー・車内は綺麗にしておくべきと主張しています。窓と車内の綺麗さは運転のパフォーマンスに影響が出るからです。

窓はまめに油膜を除去して視界を良好にしておき、フロントガラスには撥水コートをしておくのがベター。ミラーもクロスで拭いておきます。

車内には視界の邪魔になるものは置かないことと、物を散乱させないことが重要。もし適当に置いていたペットボトルや空き缶が転がってブレーキペダルの下にでも入ったらかなり危険です。

よくダッシュボードにフィギュアや人形を置いたり、バックミラーにぷらぷらとぶら下げる人はいますが、僕は徳大寺氏の教えに従って何も置かず何もぶら下げずです。

油膜取りの方法と撥水コーティングに興味のある方はこちらの記事をご覧ください。

www.okigaru-migaru.net

この本を読んで脱ペーパードライバー!

徳大寺氏がこの本で教えてくれたことは、クルマを安全に走らせるためにはいくつかのちょっとした努力と意識の変化が必要であるということ。

それは教習所で教えてくれることではなく、しかも教習所で教わったことが実際の道路上ではあまり役立たないことだったりもするのです。

今回取り上げたのは僕自身が読んで目からウロコが落ちたものですが、他にも安全運転のためのテクニックがたくさん書かれています。

ペーパードライバーの方や、日々の運転に不安のある人は読むとスッキリするかもしれませんよ。

徳大寺有恒のクルマ運転術 アップデート版

徳大寺有恒のクルマ運転術 アップデート版