
- 作者: 真鍋昌平
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/09/25
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
実写ドラマの映画化で話題になった『闇金ウシジマくん』。
違法の闇金会社の社長・丑島 馨と、闇金に借金する債務者との人間模様を描いた漫画で、日本の裏社会の一端を見られるような作品です。
実写ドラマはだいぶコミカルな演出になってますが、原作はとてつもなく胸糞悪いストーリーが多いです。それがこの作品の魅力なのですが。
連載も最終章に突入して丑島の運命がどうなるか気になるところですが、ぶっちゃけそれまでの債務者中心に話が進んでた頃の方がおもしろかったですね。
個人的におもしろかったエピソードは、
- フリーエージェントくん:情報商材販売で売上競争する話。与沢翼をモデルにした人物が登場。
- フリーターくん:母が株式投資で失敗したことから一家が崩壊していくエピソード。ラストは良いオチ。
- 楽園くん:人気の読者モデルを目指すが金の工面で薬の売人をやらされて裏社会に巻き込まれていく話。G10のキャラがおもしろい。
- 若い女くん:女同士の付き合いで見栄を張るために借金漬け、返済できなくなり風俗落ち、最後は薬中になって人生転落する女の話。この漫画の象徴的エピソードだと思う。
- 洗脳くん:北九州監禁殺人事件がモデル。おもしろい、というよりはモデルとはいえ実際にこんなことがあったのかという恐ろしさの方が大きい。
ってところですかね。
取材をしっかりされているのか、リアルな情報と描写が特徴的です。
ただ、キャラの設定が初期と比べてだいぶ変わってきてますよね。細かいことは気にすんなってことでしょうか。
現在41巻まで発売中
『週刊スピリッツ』にて連載中で、現在41巻まで発売しております。
最終章に投入しており、単行本もあと1〜2巻で終わりそうな感じです。
41巻買い揃えるのは大変ですし、読むのも大変なヘビーな内容ですが、お正月読破するのもオツなものですよ。いくらうだつの上がらない人生でも、これより底辺はないと思えれば……。

- 作者: 真鍋昌平
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/09/25
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る

- 作者: 真鍋昌平
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/11/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る